ACME / SIRRAH

ゴシックメタル界に突如現れた8人組という大所帯の新人バンドで、その中の2人は女性。
決して全面に出ないヴィオラ、女性ヴォーカル、キーボードを効果的に活用して、
先輩ゴシックメタルバンドの良い部分を凝縮したようなサウンドは文句無く素晴らしく、
デス声との相性も抜群。

特に叙情的な旋律を途切れさせずに進んでいく1曲目「ACME」はゴシックメタルを代表する名曲で、
ファンならば是非ともチェックして欲しい一品だ。
それ以降も魅力的な楽曲を堪能させてくれるが、
7曲目「Panacea」は本作とは趣旨の異なるハッピーソングで、

折角いい雰囲気で聴いていても、この曲が流れると台無しになるのが残念。
それ以外は多少音質が悪いことを除けば、きっと満足できる内容だと思う。

WILL TOMORROW COME? / SIRRAH

メンバーチェンジがあって、それが原因かも知れないが方向性は前作と大きく異なっている。
その大きな違いは何と言っても攻撃的なサウンドになったことによる変化、
そして女性ヴォーカルを極力使わなくなった点の2点で、
良い味を出していたヴィオラも殆ど使わなくなってしまったが、
叙情的なメロディーの焦点を絞り込むことによって曲にメリハリが出ている。
静と動を巧みに使い分けるそのアレンジ能力は素晴らしく、
前作を愛聴されている方は初め抵抗を感じるだろうが、ここはじっくりと聴き込んでもらいたい。