ORCHID / OPETH
 
スウェーデン出身のバンドで、本作はダン・スウォノがプロデュースしている。
個人的には2枚目の方が好きなのだが、これも魅力的なアルバムであることには間違いない、
プログレッシブな要素とブラックメタルが見事に融合した音楽だが、
ブラックメタルと言っても強烈に疾走する要素は皆無で、
歌詞とヴォーカルを除けば、ゴシックメタルに近い雰囲気を持ったサウンドだ。
ただ、余りにも曲展開に無理があるような気がして、
繋ぎ足して作り上げたような印象を若干受ける。
自然な流れという面では次作「MORNINGRISE」の方が圧倒的に上だが、
メロディーはやっぱり美しく、これだけが目当てで買っても損はしないだろう。

 

MORNINGRISE / OPETH
 
私がOPETHのサウンドに初めて出会ったのがこのセカンドアルバムだった。
刺々しさはあるが、複雑な曲展開に繊細で哀しいメロディーが織り込まれた美しいサウンドを
聴いたときの衝撃は大きかったことを覚えている。
ヴォーカルは基本的に吠えているが、楽曲の展開に合わせて、普通声で歌っている箇所もあり、
その使い分けは見事で、確実にクオリティーを上げている。
全ての曲が10分以上で長いがダレるような事は無く、
緊張感が維持できているのは凄いことだ。時間が過ぎるのが早く感じる・・・・

 

MY ARMS, YOUR HEARSE / OPETH

音楽性に特別な変化は見られないが、曲展開がストレートになり、
低域の音質が向上したことによって迫力が増していて、
1stアルバム「ORCHID」と比べると格段に聴きやすくなっている。
聴きやすくなっていると書くと、OPETH本来の個性的な魅力が失われているのではないかと
思われるかも知れないが、作曲能力と楽曲の構成力の向上で、
より整合感のある楽曲を作ることが出来るようになった結果であって、
以前から好んで聴いているファンの人にも安心してお勧めできる高品質なアルバムだ。
メロディーも相変わらず素晴らしく、ここぞ!という場面で確実に挿入され、
聴いていると非常に心地よい気分になる。