BACK TO THE WEAPONS + PROTECTED FROM REALITY / LIVING DEATH

ドイツ出身で、後にドラマーのアトミック・シュタイフが、
SODOMに
加入したことで名前が知れ渡っていると思われるバンドで、
このCDには、4曲入りミニLP「BACK TO THE WEAPONS」と
通算4枚目に当たる「PROTECTED FROM REALITY」が収録されている。
両作品とも、プロデュースはMEKONG DELTAのラルフ・ヒューベルトだが、
当時のスラッシュメタルバンドの音質に比べると低域が軽く、
特に「BACK TO THE WEAPONS」の方はギター・ソロが異常に前に出ており、
音のバランスが非常に悪く、ボリューム調整に悩む。

その点以外は曲も良く、心地よい疾走感を堪能できるし、
「PROTECTED FROM REALITY」よりも個人的に好きだ。
一方、「PROTECTED FROM REALITY」は、オーケストラの要素を
導入した曲も含まれており、ラルフ・ヒューベルトの影響が色濃く現れている。
決して悪くはないが余り好きではない。

 

WORLDS NEUROSES / LIVING DEATH

プロデュースは前作と変わらないが、「PROTECTED FROM REALITY」の頃と違い、
アルバム全体に統一感が出てきた。
但し、このアルバムでもギター・ソロが異常に全面に出る箇所があり、
ラルフ・ヒューベルトの感覚を疑いたくなる。
SODOMのアルバムでのプレイに聴き慣れてしまうと、
アトミック・シュタイフのドラムプレイが大人しく聞こえてしまうが、
それでも非常に安定していて、心地よい疾走感は堪能できる。
ヴォーカルが魅力的で、スラッシュメタルバンドにしては、吐き捨て声ではなく、
ハイトーン(ちょっと表現が違うかも)で叫んでいるが、これがかっこいい。
歌詞にユーモアセンスがあり、B面(LP盤です)の2曲目は、
英語が苦手な私でも歌詞の内容が大体把握でき、聴いていると思わず笑ってしまう。
このアルバム以降バンドは分裂し、解散してしまったようだ。
結構好きなバンドだったので、残念。