DOOMSDAY FOR THE DECEIVER / FLOTSAM AND JETSAM

現METALLICAのベーシスト、ジェイソン・ニューステッドが在籍していたことで知られるバンドで、
本作ではMETALLICAで聴かれるような大人しい(?)ベース・プレイではなく、
凄まじくアグレッシブなプレイを聴かせてくれる。
一応、スラッシュメタルにジャンル分けしているが、パワーメタルと呼んだ方がいいほど、
音楽性に幅を持っており、ヴォーカルも高音だが、十分パワーはある。
ただ、私のような元々速い曲が好きな人間にとって、最後まで聴くには疲れる。
国内盤ボーナス・トラックとして「I LIVE YOU DIE」が収録されているが、
この曲は次作にも収録されている。余り大きな違いはないが、
ここではジェイソンがベースを弾いていて、個人的にこちらの方が好きだ。

 

NO PLACE FOR DISGRACE / FLOTSAM AND JETSAM

いきなり言ってしまおう。1曲目「NO PLACE FOR DISGRACE」は名曲だ。
私は今まで聴いたスラッシュ/パワーメタルの曲の中でも上位に位置づけしていて、
2本のギターが激しく絡みながら疾走し、ヴォーカルもドラマチックに曲を盛り上げる。
中盤の美しいギター・ソロも絶品!こういう曲に出会えた時、
HM/HRを聴き続けていて良かったと素直に思える様な曲だ。
前作より的を絞った音楽性なので、拡散した印象は受けず、最後まで安心して聴いていられる。
5曲目「SATURDAY NIGHT'S ALRIGHT FOR FIGHTING」はエルトン・ジョンの曲のカヴァーだが、
意外なほど合っているので、ビックリした。

 

WHEN THE STORM COMES DOWN / FLOTSAM AND JETSAM

前作の延長線上の方向性だが、若干大人しくなった印象を受けるが、
勿論、相変わらずかっこいいリフと美しいギター・ソロが本作でも聴ける。
ただ、今一つ印象に残る曲がないというか、何か物足りないと感じることも事実で、
これだっ!というような決定的な曲がないのが非常に残念。
リズムや曲に工夫を施しすぎたのか?

ちょっと消化不良気味なアルバムだと思ったが、
前作が気に入った人ならば聴いてみても損はないでしょう。

 

CUATRO / FLOTSAM AND JETSAM

初めて聴いてみて驚いたのが、ヴォーカルの歌い方の変化だったが、
クレジットを見てもメンバーチェンジしたわけでもないのに、ヴォーカルの声が違う。
以前のハイトーン・ヴォーカルとは違い、普通声(?)になってしまった。
それと同時にサウンドの方もよりHMっぽくなっていて、このバンドの特長の一つであった、
あの美しいギター・ソロが無くなってしまい、前作までの作品とは大きく異なった印象を受けた。
やっぱり決定的な曲に恵まれず、このアルバムも話題にならずに、
さっさと他の多くの作品の中に埋もれてしまった。