サード・アルバムになる本作で初めてDIMMU BORGIRの名前を知ったが、
今まで聴いてきたメロディック・ブラックメタルバンドの中で、
最高峰に位置するバンドの一つだと思った。
ブラックメタル特有の騒がしい音像の中で、キーボード等を効果的に用いたサウンドは
今では珍しいことではないが、メロディーの質が高品質でCRADLE OF
FILTHやSATYRICONに
勝るとも劣らない堂々とした音づくりが施されていて、
上記のバンドよりもメロディー重視のブラックメタルバンドだ。
真性ブラックメタルバンドより攻撃的な部分は控えめだが、
単純にかっこいい!と思えるリフやブラスト・ビートも炸裂し、
何しろ音質が良好なので楽曲の細かいアレンジが伝わってくるのも魅力だ。
だが、国内盤ボーナス・トラックとして2曲収録されているライブ音源の音質だけ、
異常に奥に引っ込んでいて聴き辛いのが難点だが、演奏力はかなりあるようだ。
GODLESS SAVAGE GARDEN / DIMMU BORGIR
新曲、1stからのリメイク曲、カヴァー曲、そしてライブ音源から構成されたミニ・アルバム。
注目されるのは新曲だろうが、個人的にはACCEPTの名曲
「METAL HEART」のカヴァーを目当てにこのアルバムを購入した。
新曲は前作「ENTHRONE DARKNESS
TRIUMPHANT」に収録されていても不思議ではない楽曲で、
それなりに優れた曲だが、少しダレるのが残念だ。
1stからのリメイク曲だが、私は1stを聴いていないので比較できないのだが、
既にこの頃から現在のDIMMU BORGIRスタイルを構築していたことが分かる。
そして、ACCEPTのカヴァーだが、実にオリジナルを忠実に再現しつつ、
DIMMU BORGIR流にアレンジを施してあり、
ウド・ダークシュナイダーの声をサンプリングするという
大胆な(?)荒技も屈指しているところが面白く、
これ程のクオリティーならばACCEPTファンからも認められるだろう。
最後にライブ音源だが、お世辞にも音質が良いとは言えないが会場の迫力は伝わってくる。
演奏能力もあり、このまま順調に国内で人気が上がれば、来日の可能性もあるかもしれない。