PENETRATIONS FROM THE LOST WORLD / DIMENSION ZERO

IN FLAMESのイェスパー・ストロムブラードと元IN FLAMESのグレン・ユングストロームの、
サイド・ プロジェクト的バンドのファースト・ミニ・アルバム。
セッション・ヴォーカリストとして現CARDINAL SINのヨッケ・ゴスベルグが参加している。
ヨッケはCARDINAL SINではドラマーとしてクレジットされているが、
ここではヴォーカリストで、歌い方は殆どCARDINAL SINのヴォーカルのような、
ヒステリックな吐き捨て声タイプだ。

サイド・プロジェクトと言うと「お遊び」のように思われる人もいるかと思うが、
IN FLAMESやDARK TRANQUILLITYに勝るとも劣らない素晴らしい楽曲ばかりで、
特に1曲目の「THROUGH THE VIRGIN SKY」は、アグレシッブでスピード重視の曲だが、
叙情的なメロディーを随所に散りばめた名曲と呼べるほど、クオリティーの高い楽曲だ。
勿論、他の楽曲も素晴らしい出来で、フル・アルバムが非常に楽しみだ。
ちなみに国内盤にはボーナス・トラックとしてSEPULTURAのカヴァー曲が収録されて いる。


SILENT NIGHT FEVER
/ DIMENSION ZERO

待望のフル・アルバム。
基本的に方向性は変わらないが、叙情的だったギター・ソロがゴッソリと無くなっており、
疾走感と攻撃性がよりストレートに強調されているが、
メロディーを散りばめたリフが存在するし、楽曲の出来が元々良いので素直に楽しむ事ができ、
非常に心地良く、最後まで一気に聴き通すことが出来る。
メロディック・デスメタルに分類してしまったが、
マシンガン・ビートも使うスラッシュ・メタルと形容するほうが最適かも知れないと思う程、
スピード感を堪能できたアルバムは久しぶりで、
懐かしいスラッシュ・メタルバンドのアルバムを再び聴き直す機会が確実に増えた。
全10曲約35分というのも、あの往年の名作を彷彿とさせる潔さだ!
そして、このバンドに適任のヴォーカリストのヨッケはセッ ション・ヴォーカリストではなく、
正式メンバーということなので、今後も期待できるし、新作が非常に待ち遠しい。
国内盤にはボーナス・トラックとして何と BEATLESのカヴァー曲が収録されて いるが、
BEATLESファンに喧嘩を売っている のか、楽曲そのものをブチ壊すために選んだのか定かではないが、
派手に暴れているのはなかなか面白かった。(本人達は真面目に取り組んだのだろうが・・・)


THIS IS HELL / DIMENSION ZERO

バンドの創設者の一人であるグレン・ユングストロームが脱退したりと、
今後の活動が非常に不安な
DIMENSION ZEROの約2年ぶりになる2ndフル・ アルバム。
基本的には、前作同様のスピード重視型の デス/スラッシュメタルに、
リフの随所に印象的なメロディーを散りばめたスタイルなのだが、
本作は以前にも増して暴力的で過激だ。正に、「This is hell」って感じ(?)だ。
1曲目のイントロ以外、全ての楽曲が疾走感に満ち溢れていて、
ドラマーのハンス・ニルソンの猛烈な連打は、非常に心地よい。
特に、2曲目の「DIMENSION ZERO」は、前作の1曲目「Slient night fever」以上に素晴らしく、
疾走感、暴力性、曲構成共に大満足の出来栄えで、彼等の代表曲になる事は間違い無い。
高いテンションと緊迫感を維持しながらア ルバムは進むのだが、
個人的にはアルバムを通して聴くことが辛いと言うか、後半になると
飽きてしまう点は残念。