カナダのデスメタルバンドのセカンドアルバム。
1stアルバムは音質が悪く、酷評されていたが、本作ではその点が改善された上に、
複雑ながら高度な演奏力と凄まじい音圧で攻めまくる、怒濤のサウンドを構築している。
特にドラムは、本当に人間が叩いているのだろうか?と疑いたくなるような速さと正確さで、
この時点だけでも、他のデスメタルバンドと大きな差があることが分かる。
DEISIDEのサウンドを究極の形で表現すると、このような音になるのでは?
しかも、怒濤のサウンドに結構メロディアスなギターソロが挿入されているのには驚いたが、
(メロディアス・デスメタルとは勿論異なるメロディー)楽曲の構成力が優れており、
このちょっとしたメロディーが楽曲を盛り上げる効果につながっている。
ただ、ヴォーカルがいまいちなのが残念で、
これさえ改善されればデスメタルの頂点も夢ではない。
WHISPER SUPREMACY / Cryptopsy
BURRN!誌で93点の高得点をマークした期待の新作。
久しぶりに発売日が待ち遠しかったアルバムだが、
その期待に十分応えてくれる素晴らしい作品だった。
前作の唯一の欠点だったヴォーカルが交代し、
音楽的センスと並外れた演奏力、楽曲構成力を考えると、
現時点でのデスメタル界の頂点に君臨するバンドになったと確信しないわけにはいかなくなる。
新ヴォーカリストは、例えるならば元MORBID ANGELのデイヴィッド・ヴィンセントに近く、
HOLY MOSESのアンディー・クラッセンにも似ていて、この強烈なサウンドに適任だと思う。
楽曲も前作を発展させたような優れたものばかりで、リフの格好良さや鋭さも向上しており、
リズムチェンジを頻繁に行いながらも、崩壊することのない楽曲は高く評価できる。
デスメタルを愛する人なら、絶対聴かなければならないアルバム。