CARCASSのラストアルバム「SWANSONG」発表当時のビル・スティアー(g)を
除くメンバーと、元CATHEDRALのマーク・グリフィスによるニューバンド。
やはりビル・スティアーがいないと、こうなってしまうのか?と思うほど激変してしまっていて、
これがCARCASS名義でリリースされていないのが、本当に良かった。
ハード・ロックというか古くさいロックが基本になっており、
リフ等は若干「SWANSONG」の名残を残しているが、
私のように後期CARCASSが大好きだった人間にとっても、それは辛い内容に仕上がっている。
楽曲が単調でつまらないし、印象に残る部分も無く、
ジェフ・ウォーカー(Vo&B)のヴォーカル・スタイルの変化が、
CARCASS時代の面影は残っているものの、まるでCELTIC FROSTのような歌い方をしたり、
先輩バンドのヴォーカル・スタイルをジェフがアレンジした、
悪い言い方をすれば、物真似をしているのではないかと思う個所が随所に見られた。
唯一の救いは、ケン・オーエンのドラムで、決して上手くはないが
大好きだったドラミングが健在していたことぐらいか。
BGMとして聴くには良いが、それ以外では楽しめない哀しいアルバムだった。