Eternity / Anathema

ダーレン・J・ホワイト(Vo)を追放して、
Anathemaは私にとって非常に魅力のあるバンドになってくれた。
本作はダーレン追放後2枚目に当たる。
1曲目の美しいピアノとギターのインスト曲に続き、
2曲目の「ANGELICA」はメロディーの質・構成共に素晴らしく、非常にムードのある曲だ。
特にヴォーカル兼ギターのヴィンセント・キャヴァナーは、
切ない声で語りかけるように歌ったり、力強く歌ったりと場面ごとに表情を変え、
曲が平坦にならないように工夫している。
しかし、唯一残念なのがこの美しいサウンドに対しての気配りに欠け、
演奏が雑なのが気になる。特にドラム!ドタバタした音は何とかして欲しい。
その点以外は本当に素晴らしいので、次作も期待したい。

alternative 4 / Anathema

アルバムタイトルを見て心配していたが、前作の延長線上の方向性で安心した。
メロディーや曲の構成などに成長の跡が見られ、
「TURN LOOSE THE SWANS」の頃のMY DYING BRIDEを
彷彿とさせるような、
絶望的なメロディーやPARADISE LOSTの「ONE SECOND」のような楽曲もあり、

かなり聞き応えのあるアルバムに仕上がっていて、期待していた以上の作品だ。
本作では"静"の描画が前作以上に巧みで、
キーボードを効果的に無駄なく用いている点は特筆に値する。

前作で気になった演奏だが、かなり安定している。
但し、交代したはずのドラムはややドタバタした音だが、

バランスが良く、全く気にならない。(逆にHMっぽい要素を残していると解釈した)